チック症克服の軌跡

チック症克服の軌跡

チック症を克服した方の体験談です。

 

チック症の始り

 

私は小学生の頃、一部のクラスメイトからイジメを受けていました。イジメの発端は小学2年生の時の何気ない体育の時間に始まり、小学校卒業まで執拗にイジメは続いていました。

 

暴力を振るわれたり、あまりにも陰湿で劣悪なイジメと言うわけではありませんでしたが、クラスの仲間外れにされ、悪口を言われ続ける日々は小学生の自分には十分すぎるほどストレスフルな毎日でした。

 

そんな小学校生活を送っている最中、私には小学5または6年生の頃に妙な癖が表れました。

 

口を閉じた状態で喉の奥で「ン”ッ」と声をあげるという癖です。止めたくても止める事が出来ないこの謎の癖の正体に疑問を抱き、両親に問うてみると、どうやら「チック症」なるものだったようです。

 

⇒ チック症の症状にはどういったものがあるの?

 

解決策の模索

 

何はともあれ、この癖を治さない事には、癖を理由に新たなイジメが生まれかねません。

 

私は両親・祖父・兄に相談してみました。皆は「精神病院に行って診断を受けたほうが良い」と言いましたが、私自身は乗り気ではありませんでした。

 

如何なる原因とは言え、病院に行くのが嫌だったからです。

 

私は病人ではありませんでしたし、心を病んでいる自覚もありません。

 

家族に頼っていては駄目だと悟り、自身の病気の解決方法は自分で見つけなければと思い、まずは実践が容易な「我慢」から始めてみました。

 

声を出したい衝動に駆られてもジッと我慢して声を出さないようにしてみたのですが、なかなか上手くいきませんでした。

 

 

声を押し殺していても、少し気が緩めば自然に出てしまいますし、我慢をすればするほど癖は一回りも二回りもひどくなってしまいました。

 

次の解決策は「運動」をしてみることにしました。ストレスが原因ならストレスを発散してしまえばいいと言う発想から得た発想です。

 

当時大して運動らしい運動をしていない私にとって、水泳やテニスと言った運動は少々ハードルの高いものに感じられたため、登山を選択しました。

 

幸いなことに歩いて十数分の距離に登山客に人気の山があったので、休日には気軽に登山が楽しめました。

 

登山は我慢に比べて幾許かの効果を得られました。

 

山を登り、自然の中に居る間は学校のイジメの事を忘れられましたし、心なしかチック症状も和らいでいるようでした。

 

しかし、しばらく続けてもチック症状を軽減は出来たものの根治は出来ませんでした。

 

そもそもストレス発散のために休日に登山をしているのに、平日に成ればまたストレスいっぱいの学校に行くことになるのですから考えてみれば当然です。

 

⇒ チック症の治療方法についてはこちら

 

思わぬ転機

 

私の小学校は小中一貫校の為、大半の生徒は同じ中学校へと進学します。

 

そういう事もあり、てっきりイジメの主犯格も同じ中学校へと進学するものだと思って居ましたが、ある朗報を耳にします。

 

イジメっ子は他校へと進学するそうなのです。

 

中学校入学

 

イジメに悩まされ辛く厳しかった小学校を卒業し、中学校に入学しました。

 

話通りイジメっ子は他校へと進学し、私を悩ませる存在は居なくなりました。しかし、相も変わらずチック症は治る様相を見せません。

 

勿論2年生から6年生までの5年間もの間受けてきたストレスですから、ストレスから解放されたからと言ってすぐさま治るものではありません。

 

 

新たな友達・チック症改善に向かって

 

中学入学と同時に沢山の友達ができました。

 

小学校時代の仲間外れにされていた頃と比べると、あまりにも大きな変化で、心から喜んだのを覚えています。

 

休み時間はいつも一緒に行動し、休日も時には共にどこかへと出かけたり、部活動にも勤しむ内に小学校時代のイジメの過去を忘れる事ができました。

 

友達と過ごす毎日は余りに楽しく、あまりに愉快なものでした。

 

中学校生活にも随分慣れた時期、授業中にある声が聞こえてきました。「チック症」特有の声でした。クラスの女子の誰かがチック症を患っているようです。

 

御気の毒にと思うと同時にハッと気が付きました。自分のチック症が完全に治っていたのです。

 

あれほどまで悩まされたチック症ですが、少なくとも数か月間はチック症状は出ていません。何か解決策を講じたわけではありません。

 

今思い返すと、中学時代に出会った友達と過ごした日々がイジメの記憶を消し去り、ストレスフルな毎日から解放してくれた最大の特効薬だったのかと思います。


⇒ 自分でできるチック症改善術はこちら

スポンサードリンク